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心理の話

理解してもらえないと感じる時に

心理の話 

みんなで話し合って決めてお互いに理解しあえた と思ったのに

そうではなかった というご経験はありませんか?

 

チーム会議で「こうしよう」って決めたのに、違うことをする または やらない

家庭内でも、洗濯は相手の担当って決めたのに、いつまでたってもやってくれない

 

なぜこうするのかお互い話しあった。その場では、ちゃんと話が通じたように感じた。

なのに、

「わかってくれたと思っていた」

「なんでそうしないの?」

そんな思いを抱えたこと、ないでしょうか。

 

相手の方に、話は通じていたのでしょうか。

この時に思うのが「説得」と「納得」の違いです。

 

相手の方は「理解した」上で、そうしない可能性もあり

相手の方は そもそも「理解」していなかった可能性もあります。

その場では「理解」しても、腑に落ちていなかったり、あとから ふつふつと「否」という想いが出てくることもあります。

 

頭で 理屈は「わかった」ことが、そのまま相手の方の「そうしたい」「そうしよう」につながるとは限りません。

 

研修の中でも 説得と納得の違いについてお話をすることがあります。

 

説得は、理由がまだ相手の外側にあることがあります。
納得は、その理由を自分なりに受け取り、自分の理由として引き受けている状態に近いのかもしれません。

 

自分と相手は違う人間である という基本に立ち返った時、

お互いの「そうしたい」がいつも一致するとは限らないのではないでしょうか。

 

勿論 どちらの「そうしたい」「そうしたくない」も尊重されるものだと思います。

ただ、人が共生していく中においては、それぞれが『自分なり』の落としどころを見つけていく。

ここが「わかったと思っていたのにやらない。なんで?」の沼に入り込み続けない方法の一つではないでしょうか。

 

自分もなぜそれを選ぶのか

自分の中にも理由があり

相手の方も なぜそれをしないのか

相手の方の中にもその理由がある。

 

例えば お仕事の中で こういうルールでこう仕事しようって決めた。

あなたは「こうした方が効率は良いし、これまでの自分の経験からこの方法が一番良い」って思って提案し

相手もわかったと思っていた。

相手は、「効率だけの問題ではない。ここはこだわりたい。納期が遅れるかもしれないが、ここは大事にしたい」と思っていた。

でも、「納期」という大きな約束事の前では「わかった」と言わざるを得なかった。でも心がどうしても追いつかない。

 

どちらが良い悪いではないですよね。

 

皆さんは「わかったと思っていたのに どうしてもやらない相手」に対して どうされているでしょうか?

 

そうしない相手を動かすために 相手と再度話し合いをすることもあるでしょうし

人は動かないものと思い、諦めて他の手段を探すこともあるでしょう。

 

心理の領域でよく出てくる

「過去と他人は変えられない」という言葉があります。

ここには、私が長年、人と関わる中で実感してきたこととして

「過去と他人は変えられない。でも それらの捉え方は自分の中で変わっていく」という続きがあるのだと思います。

 

自分が我慢をすれば良いものでもないし

相手に我慢をさせるものでもない。

 

相手の方は 何を自分ごととして捉えるのか

何にこだわって 何にためらって どんな理由があるのか

 

そして 自分が どうして 「わかってくれない」にとどまるのか

どうして 話し合いに出した提案を「したい」と思うのか

どうして もういいやって自分一人で抱え込むようになるのか

 

自分も相手も両方を見ていくと、見えてくるものがあるのではないでしょうか。

 

私の分野である深層心理学では、行動や思考として表れているものだけではなく、その奥にある、その人なりの背景や、まだ言葉になっていないものにも心を配ります。

 


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