ライフライン
心理カウンセリング
今日の昼前、私が住むエリアでは、緊急速報メールが入りました。
最近では、久しぶりに聞いた気がします。
その時に、まず頭に浮かんだのは、お付き合いさせて頂いているとある企業様、
ライフラインを守ってくださっている皆様の事。
暑い日も、雨の日も、寒い日も
私たちがいつも通りの日常を過ごせる様に、ライフラインを守ってくださっています。
いつも通りの日常は、何もなければ、当然来るもの として誰も意識しません。
こうして過ごせているのはありがたい事だ と 毎日毎時間毎分 意識して感謝し続ける事は、ほとんどの方がないのではないでしょうか
私も、その一人です。
それは、悪い事 なのではなく、それが あたり前の毎日が、あたり前のようにやってくるから、私たちは「安心」して生きる事が出来ます。
今、私たちが安心して、快適に暮らせている見えないところで、
誰かが、そのあたり前を作ってくださっている。
これは、心も同じです。
お腹がすけば、ご飯を食べたり
面白かったら、笑ったり
悲しかったら、泣いたり。
いつも通りの日常で 何も意識せずに あたり前の様に反応しているもの。
お腹がすいたことに、ご飯が食べれることに、毎回感謝し続ける事は、ないのではないでしょうか。
それは、私たちが、安心して生きている証。
その安心は、人とのかかわりや、過ごしやすい環境などの中で、自分の見えないところで、自分の心が均衡を保っている事から作られていきます。
私が関わらせて頂いているライフラインを守ってくださっている皆様は、たくさんの知識と経験を積み、毎日毎日コツコツ繰り返し膨大な作業の仕事を覚え、こんな大雨の中、ずぶ濡れになりながら、災害が起きた時には復旧に駆け付け、私たちのいつも通りをつないでくださっています。
あたり前の毎日が何事もなくやってきて、何ごともなく過ぎ去っていく。
それは、いろんな想いと努力がギュッとつまっている賜物。
私は、その企業の皆様との会話の中で、そういうことを教えて頂きました。
ある日、自分の心の均衡が崩れた時、いつも通りの反応とは違った時には、
なんで出来ないんだ って思わないでください。
いつも通り がやってくるのは、それだけ、凄い事だから。先述した様に 思いと努力がギュッとつまった賜物だから。
力が入らない時だってある。
ただ、それだけの時なんだと思います。
世界で自分一人が置いて行かれた様な気持ちになるって仰ったクライエント様がおられます。
血縁者もいるのに、どうしようもなく、一人に感じる時。
自分でさえ、自分の味方ではいない時。
そんな時には、
お部屋に灯る明かり、
肌を温める温かいお湯、
蛇口から出てくる水、
これらの向こうに、必ず誰かがいる。いつも通りのライフラインが届いているというつながりを思い出してみてください。
お部屋を見渡せば、誰かとつながっている事が、見えてくるのではないでしょうか。
自分に何も求めず、ただ、そこにいてくれている という存在の破片を。
大雨の中、ライフラインを守ってくださっている皆様が、ケガなく、ご無事で安全にいてくださることを、ものすごーく願っております。
私が願わなくても、大丈夫な頼もしい皆様なんですけどね(*^-^*)