心の安定を作ってゆくベーシック講座 グループカウンセリング編
心理スクール
グループカウンセリングは、2名以上の参加者で行うカウンセリングになります。
1対1の心理カウンセリングとはまた違った受容感あふれるのがグループカウンセリングの最大の魅力!です。
なぜ。。。受容感あふれるのか・・・について順を追って説明していきますが。。。
内容は、参加者の状態や課題にあわせたり、企業研修の中で行う場合は、目標に沿った内容を考えたり 様々です。
今回は参加者4名でバウムテストを行いました。
グループカウンセリングでの定番、初めに自己紹介がてら「自分を動物に例えると」をご紹介いただき、その理由を伝えます。
投影を行う肩慣らしの様なものですね。
参加者それぞれが想い想いの樹を描き、他の参加者にその樹の紹介をします。
心理カウンセラーが質問をしたり、分析の観点をお伝えしながら、その樹のことを深めていきます。
樹に投影された深層心理を深めていくためです。
ここでは、他の参加者も自分以外の樹について、質問を投げかけたりもします。
お互いに「理解」しあおうという姿勢が、自分が描く樹を通し、自分を理解しようとしてくれている事に繋がり、受容感を感じ始めます。
最後には、お互いの樹がより元気になる様に 描いた樹の絵に「プレゼントワーク」といって
参加者全員が樹に何か絵を描き足しあいます。
自分の樹のために、一生懸命に考えてくれる姿勢、その絵にこめられた他の参加者からのメッセージを伝え合い、
その樹の存在に対する他者肯定をうけ、参加者は自分の樹に対して、自分で肯定し始めます。
肯定は、「これで正しい」や「素晴らしい」というものではなく、これまでやってきた事への理解。
このままで良いんだ 今までやってきたことに×をつける事ではないんだ って自分の中で納得を作っていく作業の様なものです。
樹は自分が投影(ものに心を映し出すこと)されています。
樹にプレゼントワークをしてもらったり、自分の樹を一生懸命考え理解してくれようとしている他の参加者の姿勢は
そのまま自分への関りに繋がります。
また、他の方の視点も獲得できることもグループカウンセリングの素晴らしい点です。
「私の樹、そんなふうに見えるんだ」「そんな考え方もあったのか!」と、受け入れてもらいながらの他の方の視点は、
拒絶ではなく獲得につながっていくんですね。
とても温かい時間が流れるひと時でした。
今回は私も参加者に入り、講師はうちのスタッフがつとめました。
日々腕をあげている頼もしいスタッフです。
講座後感想
30代女性
バウムテストは受けたことがありましたが、プレゼントワークを行ったことがなかったです。
プレゼントする側としても肯定していただけて嬉しい気持ちになりました。
暖かい色をたくさんプレゼントしてもらいカラフルで元気になります。
個人的にカウンセリングの講座を受けようと思ったのが前回参加させていただいた投影だったので、今後はカウンセラーとして提供できるように勉強していきたいと思います
50代女性
自分の素直な気持ちが出たと思います。やりながら自分自身が今どう思っているのかと冷静に感じることもできました。
と、同時に他の人からのあたたかな言葉やプレゼントの絵が心に沁みました。
他の人の見方もとても参考になりました。こんなプレゼントワークの仕方があるのか!こんな見方があるのか!他の人の絵を見ながら感じることが出来ました。
一つの絵を色々な角度で聴いてくれた先生に こんなに広がりのある世界ができるんだと思いました。本当にありがとうございました。
楽しくて温かな時間でした。
40代女性
自分の絵を描いている時も 前回より木が成長してて安定感がありました。プレゼントワークでは自分が伝えたことを忘れずにいてそれをプレゼントワークにのせてくれた事、幸せの鳥がやってきてしんどい時はリボンをひっぱって助けてくれること、私の大切にしている幹にパワーを力強く描いてくださったこと。どれも心に沁みて青空が澄み切って これからも頑張れる自分になれるような気持ちになりました。眺めているだけでも気持ち良い!
肩の力がふっと抜けてリラックスできました。
グループカウンセリングのすばらしさを体験させていただきありがとうございます。